お子様に使う局所麻酔。アレルギーを起こすことがあります。

小さなお子様で、歯医者で麻酔を使って大変残念な事故が数年に一回起こっております。
歯科用の局所麻酔で命を奪ってしまうほどの障害を引き起こしてしまうのはアレルギーです。
局所麻酔中毒という、痙攣などを起こしてしまう症状は、局所麻酔の症状によりますが、
アレルギーは局所麻酔の量に関係ありません。少しはいっただけでも起こるときはおこるということです。

アレルギーというのは、食物アレルギーや、金属アレルギーなどでおなじみのあのアレルギーです。
アレルギーですので、麻酔の量が多すぎたなどの量には関係なく起こります。

当院では、なるべくそのような事故を防ぐため、
パルスオキシメーター、AED、酸素ボンベ、救急薬剤(エピペンなど)を準備しております。
しかしながら、万が一でも、そのような事故が起こるという認識で
治療をおこなうよりも、お子様の歯の状態をみて経過観察するという方法もあります。

乳歯は、大人の歯が生えるための場所の確保をするという大切は役割があります。

乳歯が早くなくなってしまうと、大人の歯が出てくるためのスペースがなくなることもあります。

そのため、虫歯でボロボロになってしまっても、なんとかして、乳歯を残しておきたい気持ちが
ドクターにもあります。

それでも抜かなくてはならない状態になってしまうこともありますが。。。。

アレルギーは、少しの量でも起こりうるので、麻酔はうてません。

麻酔の中毒が心配であれば、中毒は、大人であれば、カートリッジ1.8mlが11本うたないとおこりません。

お子様であれば中毒を起こす量が、4.4mg/kgとされておりますので、
20kgのお子様なら、88mg。
つまり2%キシロカインには、2mlの中に、20mgキシロカインが入っているので、
大きなカートリッジを、4本うっても中毒量にはなりません。
10kgのお子様なら、44mg。
大きなバイアルで2本うって中毒量です。

とくにお口の中の麻酔は、お口の中でもれやすいので、カートリッジまるまる一本を口腔粘膜の中にいれることじたい、膨らんで難しいです。

しかしながら、麻酔が必要な虫歯にしないように気をつけましょうね。

歯科麻酔の安全のガイドライン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です