乳歯のはならび 望ましくない状態

個人差がありますが、2歳半~3歳ころに乳歯がすべてはえてきて、
上下左右5本ずつ、合計20本のかみ合わせができあがります。
すべての乳歯がでてきて噛み合う時期を「乳歯列期(にゅうしれつき)」といいます。

乳歯列期の理想的な歯並びは、上あごの歯が下あごの歯にすべて覆いかぶさる状態です。

なんらかの事情で、上あごの歯が下あごの歯の後ろにきてしまうことがあります。
この写真のお子様は、上の歯が3本、下の歯の後ろになってしまいました。
噛むと、上の歯が先にぶつかってしまうので、少しかみ合わせがずれてしまいます。

この状態は、成長のときに、異常な方向へ顎を成長させる矯正装置のようになってしまいます。
反対咬合や、交叉咬合といわれる状態です。

理想的なかみ合わせと比べると、ほっぺをかんでしまったり、発音にすこし問題がおこることがあります。

かみ合わせの重症度によっては、早期に治療の対象になることがあります。

同じ歯並びのお子様や、同じ年齢のお子様でも、おしゃべりや、言葉が理解できて、自分で歯ブラシしたり、うがいできたり個人差があります。

治療の対象の歯並びでも、脳が発達するまで、治療を待つこともあります。

お近くの歯医者さんにご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です