お子様のお口の中の解剖学 3歳時から〜

お子様のお口の中にはさまざまな器官があります。

外側から紹介します。

一番はじめに気がつくのが、上唇小帯(じょうしんしょうたい)です。ヒダですが、歯ブラシで擦れたりするといたいです。
このヒダが長すぎたり大きすぎたりする場合は切除することがあります。

赤ちゃんで歯がないときにや、2本くらいしか出てないときは、正常ですので切る必要はありません。
永久歯になって、8−9才ころに、この上唇小帯のせいで、真ん中が閉じないと判断されたときに切除します。
下の歯の付け根にあるヒダが、下唇小帯(かしんしょうたい)です。
上唇小帯と、下唇小帯は、2つを結ぶと歯の真ん中になりますので、真ん中の基準になります。

左右にあるのが頬小帯(きょうしょうたい)です。上下左右にあります。1本だったり2本だったりします。
こちらの頬小帯は、歯並びに影響があることがあまりありません。

乳歯はA、B、C、D、E と前歯からアルファベットで数えます。
ざっくり1歳半で「D-D」、2歳半で「E-E」まで生えます

歯の付け根のピンクの部分が「歯肉(しにく)」です。
ピンクな理由は、毛細血管がすけて見えているためです。
押すと白くなります。これを貧血帯(ひんけつたい)といいます

歯肉は動きませんが頬はうごきます。
同じピンクいろですが、柔らかくなって動くところを頬粘膜(きょうねんまく)といいます。

次回は歯の裏側、お口の中の解剖をやりましょう。

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